劇団四季『アラジン』の魅力を語る
劇団四季でロングラン上演中のミュージカル『アラジン』。
これまで「どうせ子供向けのコメディミュージカルでしょ」（暴言失礼します…）と全く興味がなかったのですが、
『ノートルダムの鐘』が閉幕した寂しさもあって🥲「アラジン、一度見てみようかな」という気持ちになり、観劇してまいりました。
見終えた後、「なんでもっと早く観なかったんだろう！」という後悔でいっぱい😅
そして、その2週間後に2度目を観劇。
帰り道はルンルン、ハッピーな気持ちで自然と笑顔になっちゃう！
（キャッツと同じような感覚～🎵）
笑いあり、ホロっとさせられるシーンもあり、美しい舞台、衣装、歌、踊り、目でも耳でも楽しめる、これぞエンターテインメントです！
大人も子供も老若男女問わず楽しめる作品だと感じました。
観劇日は、2022年8月27日（土）と 9月10日（土）、どちらも夜公演です。
この記事では、2回観て感じた劇団四季『アラジン』の魅力を、観劇レポを合わせてたっぷりお伝えしたいと思います！
おすすめの座席や見どころもお伝えしますので、アラジンに興味ある方、ぜひ最後までお読みください！
（かなり主観入ってますのでご容赦を💦）
- ざっくりと劇団四季『アラジン』の魅力を
- ポイント１・華やかな衣装・音楽・ダンス
- ポイント２・ジーニーのパフォーマンス
- ポイント３・アラジンとジャスミンの恋～
- 劇団四季の “作品至上主義” とはいえ・・・
- 「アラジン」おすすめの座席は？
- アラジンの世界観はCDでも楽しめる
- おわりに
ざっくりと劇団四季『アラジン』の魅力を
「アラジン」は、1992年にディズニーが制作したアニメ映画。
そして、このアニメ映画の実写版が2019年に公開されました。
日本では、ブロードウェイミュージカル『アラジン』が2015年に開幕。
2022年5月24日（火）、日本上演7周年を迎えました。
劇団四季公式サイト：ミュージカル『アラジン』が日本上演7周年を迎えました
私自身、実写版の映画『アラジン』は好きなミュージカル映画のひとつで、
字幕、吹替の両方ともに拝見しています。
実写映画版とミュージカルでは、若干設定が異なっていたり、ミュージカルにない曲もあります。
大まかなストーリーは同じ。
映画を観た人なら「あのシーン、舞台でどう再現するの？」って思いますよね⁈
安心してください！
舞台でも、しっかり “あのシーン” も “このシーン” も、うま～く表現されています！！
生の舞台でしか感じることのできない迫力と臨場感。
さらに、ダンスや音楽の素晴らしさ、きらびやかな衣装などには圧倒されます。
音楽も本当に素晴らしくて、自然と体が動いてしまうようなノリノリの曲から、バラードまで様々。飽きさせません！！
一度聴いたら耳に残る名曲ぞろいです。
「ホール・ニュー・ワールド」は、一度は聞いたことあるのではないでしょうか。
音楽はあのアランメンケンです。
本当に天才。
映画のアラジンが好きな方なら、ミュージカルも絶対楽しめると思います！
ポイント１・華やかな衣装・音楽・ダンス
まさに、ミュージカル好きにはたまらない、音楽とダンスです。
アンサンブル含めてみんなで踊ったり、歌うシーンが多いのも魅力。
皆さん、本当に魅せます！！
華やかな衣装に身をまとって見せるダンスは、皆さんキレキレで、ぴったりそろって本当に美しい。
アラジンは、こーゆう見せ場がたくさんあるので飽きません！
ポイント２・ジーニーのパフォーマンス
ジーニーのパフォーマンスは、本当に素晴らしい。
歌って踊って、笑わせて、大変だろうな～と感じるくらい😅
初めて見た時、こんなに笑わされるとは思っていなかった…
私が観たジーニーは、萩原隆匡さんだけなので、他のジーニーとは比較できませんが、萩原ジーニーは、とにかく歌もダンスもお姿も全てがカッコイイ🤩
●第1幕最初の『アラビアン ナイト』
●1幕の最後『理想の相棒 フレンド ライク ミー』から『１幕フィナーレ』
●2幕の始まり『プリンス アリー』
は、特にジーニーを堪能できる曲。
（ジーニーだけじゃなく、皆さん素晴らしいのですが💦）
大好きなシーンです✨
ポイント３・アラジンとジャスミンの恋～
アラジンとジャスミンにキュンキュンさせられます。
アラジンの家で歌う『行こうよ どこまでも』と、
魔法のじゅうたんのシーン『ア ホール ニュー ワールド』は、いくつになってもキュンキュンしちゃうシーンじゃないかなー🤭✨
そして、この魔法のじゅうたんの仕掛けが全く分からない。
上から吊っているワイヤーも見えないし、下からの支えもないのです！
でも、空中をフワフワ～っと、数分間浮いています👀‼️
知っている方いたら教えてほしい😅
劇団四季の “作品至上主義” とはいえ・・・
劇団四季は「作品至上主義」というスタンスをとっていて、1つの役にキャストを数人立てるのが当たり前。
「お客様に見ていただきたいのは“俳優”ではなく、あくまで“作品”なんです。どの日、どこで見ても同じ感動を届けなくてはいけないという思いでいます」
（劇団四季代表の吉田智誉樹さんの言葉）
確かに、劇団四季のロングラン公演をしてる作品なんて、俳優一人がずっと同じ役を演じ続けるのは不可能ですものね。
とはいえ、観るお客側にも好みがありますし、実際に “うまい（好み）” と感じる 俳優と、“そーでもない” 俳優って感じるものではないでしょうか。
（下手な俳優はもちろんいませんヨ！ 皆さん、稽古をつんだプロですから。）
さらに、何度も演じているとか、デビュー作とか、キャリアによっても違うと思いますし。
劇団四季のキャストの発表は、週に1度（基本月曜）なので、お目当ての俳優さんが、いつ、どの作品に出るかはその時まで分かりません。
キャストが発表されてからチケットを取ろうとしても、すでに完売している、なんてことも良くあること。
前もって予約をしていても、お目当ての俳優さんに当たるとは限らない…
どーしても観たい俳優がいるのに完売😭 なんて時は、チケットを入手する方法がないわけではないので、皆さんその辺はいろんな手段でゲットしているのだと思います。
※高額転売は禁止です！！
でも結局、お目当ての俳優さんに当たらなくても、劇団四季の公演は、充分楽しめます！
さて、私が観劇したアラジン、2回観て違うキャストもいました。
それぞれのキャストはこちらです。
《2022年8月27日（土）ソワレ・キャスト》
ジーニー 萩原 隆匡
アラジン 一和 洋輔
ジャスミン 門田 奈菜
ジャファー 牧野 公昭
イアーゴ 藤田 光之
カシーム 田中 宣宗
オマール 斉藤 洋一郎
バブカック 白瀬 英典
王（サルタン） 青木 朗
【男性アンサンブル】
菊池 貴大 成田 颯太
成田 蔵人 中村 巌
深堀 拓也 髙草木 健二
川村 英 南 圭祐
清川 晶 林 晃平
塚田 正樹 前田 員範
【女性アンサンブル】
相原 茜 渡辺 智佳
島田 栞 伊藤 瑛聡子
加島 茜 坂本 すみれ
柏谷 巴絵
《2022年9月10日（土）ソワレ・キャスト》
ジーニー 萩原 隆匡
アラジン 厂原 時也
ジャスミン 門田 奈菜
ジャファー 牧野 公昭
イアーゴ 藤田 光之
カシーム 田中 宣宗
オマール 大空 卓鵬
バブカック 正木 棟馬
王（サルタン） 青木 朗
【男性アンサンブル】
菊池 貴大 濱中 湧大
成田 蔵人 中村 巌
深堀 拓也 髙草木 健二
川村 英 南 圭祐
ハンドコ アクアリオ
林 晃平 塚田 正樹
前田 員範
【女性アンサンブル】
相原 茜 河井 莉佳
島田 栞 田村 有香理
松山 育恵 坂本 すみれ
柏谷 巴絵
ジーニー役・萩原隆匡さんが素敵すぎる
そして、初めて見たアラジンのジーニー役が、萩原隆匡さんでした。
これがもう最高にカッコよくて、ダンスうまくて、歌もお上手で声も良くて、さらに面白い！ 笑わせますー！！ 子供もケラケラ笑ってた～
もー魅力ありすぎて、ずーっと目で追ってました😆✨
なんか、ずーっと見ていたくなるんですよぉ。
あれ？ジーニーってあんなカッコイイキャラだっけって…😅
いや、そんなジーニーもアリ！！
しっかりジーニーとして成立していました！！！（当たり前か）
初回を見終えた後はもちろん、「また観たい！萩原ジーニー」ってなるわけです。
でも、いつキャスト変更があるか分からないので、次の週もいますようにーって願って…
けど、そんな何度も観劇できる金銭的な余裕もないので😅できれば数週間は空けたいところ。
また、チケット完売してたり、残っていても端の方のS席だったり…。
アラジン公演、人気なので直前での良席ゲットはほぼ不可能🙃
アンサンブルに松山育恵さん！！
初アラジン観劇からの翌々週の月曜、キャストをチェックしていると、なんとアンサンブルに 松山育恵さんのお名前が！
（松山さんの感想については以下で熱く語ってます ↓ ）
「ノートルダムの鐘」でエスメラルダ役の松山さんを拝見し、すっかりファンになった私は、次はいつかなーと心待ちにしていたところでした。
アンサンブルでも、登場シーンは多いです。
いろんな役で出てきて、衣装もヘアスタイルも変わったりして、いろんな顔を楽しめるのも楽しい。
ダンスもお姿も本当に美しい。
憧れるー 腹筋めちゃくちゃきれい！！
松山さんだけでなく、アラジンのアンサンブルは皆さん美しくてダンスも素敵で、みんなファンになってしまう🤩
見ていて本当に楽しいです。目が足りない・・・💦
まだ名前とお顔が一致しないので、その辺は今後見極められたらな～
アラジン役・厂原 時也さんが素敵！！
2回目のアラジンで初めて拝見したアラジン役の厂原 時也さん。
厂原アラジンがまた素晴らしかったのです！！
歌も芝居もすごい良かった。
正統派のアラジン。まさにアラジンのイメージがぴったりで。
本当は好青年だけど、仕方なく悪事をはたらいてる。
泥棒なのに、どこか憎めない愛されキャラ。
優しくて、友達想いで、素直で・・・などなど。
芝居や歌からそんなアラジンの性格がひしひしと伝わってきました。
少し声裏返るような歌い方もステキだし、声も良い。
笑顔がキラキラしてたのが印象的。
アラジン役を心から楽しんで演じているかのように感じました。
そして、萩原ジーニーとも息がぴったり！！
歌いながらの二人のアイコンタクトがたまらなかったです🤭
ジーニーとの絡み中の笑顔は本当に笑ってるみたい。
あの笑顔、やられちゃうなー。
鍛え上げた肉体美もかっこよかったなあ
歌にも感情がのっていて、『自慢の息子』にはホロリときてしまった😢
これは、また観ずにはいられないアラジンです😅
もうエンドレス・・・
ジャスミン役・門田 奈菜さん
初めて見た時は、メイクとヘアスタイルが門田さんに合っていないように感じ、ちょいちょい違和感みたいのを感じていて、イマイチな印象だったジャスミン。
が、2回目は歌も演技もとっても良くて、違和感もなく、賢くて、かわいらしいジャスミンに感じました。
（アラジン役との相性もあるのかもしら…？？）
セリフや歌詞も聞きやすかったです。
厂原アラジンとの息もぴったりで、ハーモニーもきれいでした。
二人のシーンは微笑ましくてキュンキュンの連続ー🤭💕
四季以外にもミュージカル経験があって、2021年のレミゼラブルのアンサンブルに出演されていたそう。そして私自身、門田さん出演回に2度見ていました（覚えてない😅）
今後の活躍も楽しみです。
またジャスミン役を回数演じていくと進化していくのかなーなんて思ったりもしました。
「アラジン」おすすめの座席は？
ご参考までに、私が観た席はこちらです。
左の写真は座席からの眺め。
席は赤〇を付けたあたりです。
《2022年8月27日（土）1階S席6列》
《2022年9月10日（土）座席2階2列》
1階6列は、かなりステージに近く、オペラグラスなしでもキャストの表情は見えます。
臨場感ありありです。
2階2列は、上から全体が見えるので、大勢でのダンスシーンなんかはきれい。
いろんなキャストが一度に視界に入ってきて見やすいというメリットもあるかと思います。
一人一人の動きはつかみやすいですね。
魔法のじゅうたんのシーン、2階の方がキレイに見えました。
表情まで見たいならオペラグラスは必須です。
ただ、端よりも中央が良いですね～。
個人的には1階の前方席が良いです。
オペラグラスなしで近くで見たい。
初めは全体像をつかむのに、2階席もありかと思いますし、一度は2階から見るのもありかも。
そして金銭的余裕があれば、2階でも前方のセンター寄りが良いと思います。
アラジンの世界観はCDでも楽しめる
ミュージカル見てから聴くと、いろんなシーンを思い出してより楽しめます。
瀧山ジーニーも島村アラジンも、みんなとっても素敵！！
ジーニー 瀧山久志
アラジン 島村幸大
ジャスミン 岡本瑞恵
ジャファー 牧野公昭
イアーゴ 酒井良太
カシーム 西尾健治
オマール 斎藤洋一郎
バブカック 白瀬英典
王（サルタン） 石波義人
【アンサンブル】
大森瑞樹、朱涛、田井啓、永野亮比己、水原俊、安東翼、鎌滝健太、清川晶、笠松哲朗、熊川剣一、ハンドコアクアリオ、光山優哉、二橋純、加賀谷真聡、仙名立宗、加藤久美子、矢野侑子、相原茜、井上佳奈、小島光葉、松本菜緒、吉田絢香、村上今日子、金友美、多田毬奈、花岡麻里名／種井静夫
おわりに
ミュージカル『アラジン』は、華やかで、陽気で、ただただ楽しいミュージカルに思えるけど、ストーリーや歌詞なんかをじっくり見つめてみると、友情、愛、自由、希望や夢がいっぱいつまってる奥の深い作品だなーと感じます。
忙しい現実社会では忘れがちな、心の奥底にあるピュアな気持ちを思い出させてくれるような…
「やっぱりハッピーエンドじゃなきゃ」
最後のジーニーの言葉が心にしみる…
カーテンコールは、みんなノリノリの音楽で手拍子しながらのキャストのあいさつ。
これがまた楽しい🎵
こんなに笑顔で幸せな気持ちになれるミュージカル、他にないよな～なんて思わせます。
このミュージカル観れば元気もらえること間違いなし！！
