心躍るひととき

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劇団四季『ノートルダムの鐘』観劇レポート(KAAT・2022/7/3)

 

2022年7月3日、劇団四季ミュージカル「ノートルダムの鐘」(KAAT神奈川芸術劇場)を観劇してまいりました!

 

先月の観劇に続いて2度目となる本公演。

カジモドは私にとって初、寺元 健一郎さんです。

カジモドが変わると、作品の印象が大きく変わるだろうな~というワクワク感を胸に抱えつつ、この時を待っていました!

そして、また違った「ノートルダムの鐘」を堪能してきました。

そんな寺元カジモドの観劇レポート、お伝えします!

 

ノートルダムの鐘」キャスト

 

 
2022年7月3日(日)のキャストはこちらです。
 
カジモド 寺元 健一郎
フロロー 村 俊英
エスメラルダ 岡村 美南
フィーバス 神永 東吾
クロパン 髙橋 基史
 
【男性アンサンブル】
野村 数幾
中田 雄太
村山 剛
長尾 哲平
田口 暉
飯村 泰志
貞松 響
玉井 晴章
 
【女性アンサンブル】
岩城 あさみ
近藤 きらら
奥平 光紀
平田 曜子
 
【男性クワイヤ(聖歌隊)】
篠田 裕介
柳 隆幸
佐保 佑弥
石井 駿人
楠木 稔
真田 司
塙 康平
橋元 聖地
 
【女性クワイヤ(聖歌隊)】
宇津木 泰子
相原 れいな
平木 萌子
小藤 恵理子
古岡 和香奈
薄井 美伽
織笠 里佳子
梁瀬 彩加3
 

カジモド以外は前回と同じ。

そして、本日のカジモド役の寺元健一郎さんて、どんな方なのかな~、とワクワクしておりました。
 

カジモド・寺元 健一郎さんの感想

まず、登場シーン、舞台中央の奥からまっすぐ歩いてくるシーンです。
初見の生、寺元さん! オペラグラスをスタンバイです。
「カ、カワイイ♡」
イケメンくんです。
きれいで整ったお顔をしていらっしゃいます。
目が大きくて鼻筋が通っていらっしゃる。 
「こんな可愛らしいお顔で、どんなカジモドになるんだろう」
と思っていたら、しっかりカジモドに変身しました。
 
金本さんとは、やはり全然違います。
 
正直、「怪物」って言葉は似合わない印象…
かわいくてキュンキュンしちゃいました。
(カワイイを連発していますが、40過ぎの女の発言ですのでお許しをm(__)m)
特に、エスメラルダに「二人でいるの、いいね」って言うシーン、
もう、かわいさ120点満点です。
が、しかし、最後にエスメラルダを助けにいくところから、フロローを投げ飛ばすあたりの豹変ぶりはすごかった。
フロローに「おまえのせいだ!」っていう時、目が怖かったな~。
まん丸の目が、キッとつりあがって、狂気に満ちていて…
そのギャップが凄かったですね。

そして、お声がよ~~~~く伸びます。

高音のきれいな、スイートボイスです。 声量もかなりあります。

そして、怒り交じりの時の声色のすごみ。

うん、この先かなり楽しみな役者さんです。間違いない!

若さ溢れる、エネルギッシュな印象を受けました。

若いエキス、もとい、パワーをたくさんいただきました!!

 

クロパン・髙橋 基史さん

前回、髙橋 基史のすばらしさに気づいてしまった私は、「今日も観れる~♪」ってウキウキでした。
そして、オペラグラスでじっくり鑑賞。
歌、踊り、所作、見せ方、細かい動きまで、全てが洗練されていて惹きつけられます~
やっぱカッコいい!!
髙橋基史さん、「ライオンキング」「エビータ」「美女と野獣」など、他の作品に多数出ていらっしゃるようなのですが、残念ながら拝見したことがなく…
ノートルダムが終わったら、ぜひ他の作品も観たい!と心から思っています♪
 

総評!熱い!パワフルな公演!!

今回の公演は、オープニングの聖歌隊の合唱から、すごい迫力で(席の影響?明日休演だから??)しょっぱなから涙があふれてきてしまった…
フィーバスは、前回同様、神永東吾さんだったのですが、前回よりも自然に演じていらっしゃる印象をうけました。
 変に力が入ってなくてよかったな。
 相変わらずのハンサムっぷりでした。
 
エスメラルダとの息もぴったりでした。
幽閉されている時に二人で歌うシーンなんて、本当に悲しくて、切なくて、辛いシーンなのですが、うまいなぁ、と思って見ていました。
 
そのエスメラルダ岡村美南さんは、さすがの安定感です。
ダンスはキレッキレ、歌も素晴らしかったし、
相変わらず美しかったなぁ。
個人的な印象、前回観た時よりもさらに良かったです!!
 
そして、フロロー
今の時代で考えると、ありえないパワハラモラハラ、セクハラのオンパレードだし、突っ込みどころ満載なのですが、
(カジモドに自制心の大切さを教えておきながら、フロローが一番自制心ないよなぁ、とか)
今回は、フロローのやさしさ、不器用さみたいなものも感じたり…
あの時々垣間見える優しさは、素の村さんに近いのかな~とか思ったりして。
役者さんて、同じ公演を何日も続けて演じてらっしゃって、でも、毎回同じパフォーマンスを出さなければいけない、失敗は許されない、
そんなプレッシャーの中で、どんな思いで演じているのかな~、なんて、観劇しながら思っていました。
 

KAAT(神奈川芸術劇場)・座席について

本日の席は、2階センターブロック真ん中最前列でした。
座席からの眺めはこんな感じです。

さすが最前列、手すりでステージが隠れることもなく、ステージ全体が見渡せます。
ただ、やはり2階ということで、少し距離を感じます。
でも、距離がある程度あったせいか、私が持っているオペラグラスで見た時のアップ加減がちょうど良かったのです。
なので、表情をよーく見たい時は、オペラグラスをフル活用して、全体を見たい時ははずして、といった楽しみ方ができました。
そして、アンサンブルの動きや聖歌隊も、前回よりよーく見ることができました。
皆さん、細かい表情、体の動き、素晴らしいんですよ!!
そして、音の伝わり方が、直に感じられるというか、迫力がありました。
前回は、1階の最後列で後ろが壁、頭の上は2階席だったので、音の感じ方が違うかもしれないですね。
 
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おわりに

 
公演当日の横浜は、曇っていて、時々雨がポツポツ降ったりして、とても蒸し暑く感じました。
7月始まったばかりというのに夏バテ気味の私ですが、今日の公演を観て、本当に元気をもらいました。
この異常な暑さも吹き飛ぶ熱い公演。
キャストみんなの熱量がすごかった!
(そのせいか? 劇場内で羽織ものが必須な私ですが、本公演では不要でした)
そして、好きな演目は何度観てもいい!
むしろ、何回も観たほうが新たな発見があって楽しめる!
これにつきると思います!!
あと1か月くらいで終わってしまうと思うと、本当に寂しい。
またチャンスがあれば、金本泰潤カジモドを、もう1度観たい!と思っています。
さらに欲を言えば、5人のカジモド全部見て、それぞれ違ったノートルダムを観たいなぁ。
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