ミュージカル『アルジャーノンに花束を』2023年5月7日、東京千秋楽の感想です。
先月(4/29)の観劇後、正直「また観たい!」という気持ちにはならなかったのだけど、浦井くん観たさに😅、いや、それだけでなく、このミュージカル作品をもっと理解したいという気持ちから千秋楽を観劇。
そして、悪天候の中、観に行って本当に良かった!
前回観劇したときは、原作小説と比べて少し物足りなさを感じたのだけど、今回は純粋に一つのミュージカル作品として堪能できました。
浦井くんをはじめ、キャストの熱量が前回よりも凄まじかったです。
序盤から汗すごかった浦井くん。
そうだよね、この日2公演目だもんね…
とくに、2幕からは汗だか涙だか鼻水だかで、ほとんど顔がぐしゃぐしゃだった。
演じている、というよりも、もうチャーリーそのもの。
実際のチャーリーが自然にそこにいるような感じがしました。
観ていて辛いシーンさえも、チャーリーを楽しんで表現しているようにも見えた。
私自身すっかり物語の中に引き込まれてしまって、観劇中は何一つ余計なことを考えずにただただ舞台に集中。
(こんなことって珍しい…)
上演時間があっという間に過ぎたのでした。
キャストの歌や動きだけでなく、スムーズな場面展開や、状況や心情などをうまく表現した演出や音楽など、前回(4/29)観たときには気付かなかったこの作品の素晴らしさを感じました。
↓ 前回(4/29)の観劇後の正直な感想 ↓
改めて、本当に素晴らしい芸術作品だな、と。
もう途中から涙止まらなかったなー。
周りからも鼻をすする音が頻繁に聞こえていた…
観劇後は、残酷さとか、切なさ、悲しみといったマイナスの感情だけじゃなくて、少し「希望」みたいなものも感じたのでした。
前回観劇した後に抱いた感情とはちょっと違ったのです…
この作品のラスト、チャーリーはウォレンに行くことを自分の意志で決めるのだけど、このシーンが辛くて悲しくてやるせない気持ちでいっぱいになるのです。
「パン屋に戻って、以前のように働くことになりました」という結末を望んでしまう…
でも、結末をこう描いた理由が、もちろん作者にはあるわけで。
今までは、自分の意志で何かを選択することがなかったチャーリー。
でも賢さを手に入れて、アリスから「自分がどうしたいのか、したいようにするべき」と教わり、自分で考えて行動できるようになった。
まだ賢さが残っているチャーリーの、周りへの気遣いや思いやりの現れなのかな。
その最後のチャーリー自身による選択だったのかもしれない…
そこにも「生きた証」を残したチャーリー。
そう考えると、また涙が止まらないのだけど…😭
アリス・キニアン役の北翔海莉さん、今回の公演でも、もうマリア様みたいなあたたかさ、包み込むような優しさを強く強く感じました。
存在感すごいです。
前回同様に素敵でしたー。
歌も素晴らしい。
浦井くんとのハーモニー、美しいー🥰
そして、大月さゆさん。
前回の感想では触れなかったのは、何役もこなしているので誰が誰だかあいまいで😅
今回はしっかりチェック。
チャーリーが手術後すぐに関わる看護師さんでした。
ソロで歌うところとっても素敵。これは前回も感じたことです。
そして、回想シーンでの母親(ローズ)役も、素晴らしかったです。
2回観劇したことで、音楽もしっかり耳に残っています。
観劇後の帰り道は、「♪ぼくわかしこくなりたい」の3拍子の歌が頭の中で、チャーリーの笑顔と一緒にぐるぐるしていました…✨
キャスト・公演情報
【キャスト】
チャーリー・ゴードン:浦井健治
二―マー教授 / ギンビー:大山真志
アルジャーノン:長澤風海
バート:若松渓太
ノーマ(チャーリーの妹)・ローズ(チャーリーの母):大月さゆ
ノーマ(チャーリーの妹・幼少期):藤田奈那
フェイ・リルマン:渡来美友
ストラウス博士 / ドナー / チャーリーの父:東山義久
アリス・キニアン:北翔海莉
【スタッフ】
脚本・作詞・オリジナル演出:荻田浩一
演出・振付:上島雪夫
音楽:斉藤恒芳
ミュージカル『アルジャーノンに花束を』公式ホームページ | 2023年公演 | 公演情報やキャスト紹介
【日程】
2023年4月27日(木)~5月7日(日)
東京都 日本青年館ホール
2023年5月13日(土)・14日(日)
大阪府 COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
原作を読むとより理解が深まります。
日本青年館ホール・座席
座席は1階M列のセンターブロック左寄り。
ステージから距離はありますが、とても見やすかったです。
前回の2階1列よりも全然見やすい!
ステージに立つキャストと目線が同じくらいなので、2階席よりも臨場感があります。
ステージまで少し距離あるので、オペラグラスは必要です。
あの浦井くんの演技を、前方席で見たらどんなだろう、臨場感ありすぎて失神してしまうかも…(;'∀') と思ったら、このくらいの距離感がちょうど良いか?!
感想まとめ
この作品の奥深さを、ミュージカル作品として観ることで実感。
やはり「生の舞台で観る」というのは、特別なものがあります。
また再演してほしいな。
ずっと受け継がれていってほしい作品の一つです。
そして、浦井くんチャーリーを、また観たい!
カーテンコールでは、キャストの皆さんの「やり切った感」みたいなものが強く伝わってきました。
みんないい笑顔してたなー。
浦井くんからの挨拶も。
「人と関わることを恐れないで」
とっても響きましたー。
本当に素敵な舞台でしたー😳
パワーもらえたな。
まだ大阪公演も残っていますが、大千秋楽まで突っ走ってほしいです!
とにかく、ひとまずはたくさん食べてゆっくり休んでほしい。
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【2023年5月15日・追記】
全公演、幕が上がって良かったです😊🥹
ミュージカル #アルジャーノンに花束を🐁💐
— ミュージカル『アルジャーノンに花束を』2023公演 (@mu_algernon) 2023年5月14日
本日無事に、大千穐楽を迎えることができました。
最後に、キャストのみなさんのお写真を📷
包み込むような虹色の光は、チャーリイからの贈り物でしょうか🌈
全18公演、ご来場頂いた全ての皆様、
誠にありがとうございました! pic.twitter.com/lHA5JpKtu4
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