ミュージカル『キングアーサー』感想(2023/2/12・高崎芸術劇場)
2023年2月5日(日)、高崎芸術劇場で公演された、ミュージカル『キングアーサー』の感想です。
どうしてもこのキャストの組み合わせで見たかった!
結果、行って良かった!
今回の公演、本当に素晴らしかったです~😊✨
こんなにドハマリした作品は久しぶりかも…
キャスト
高崎芸術劇場での公演は、2023年2月11日(土)~12日(日)の2日間のみ。
この日は2日目の公演。
このキャストの組み合わせで見るのは初めてでした。
▼キャスト〈2023年2月12日(日)13時開演〉
アーサー:浦井健治
メレアガン:伊礼彼方
グィネヴィア:小南満佑子
ガウェイン:小林亮太
ケイ:東山光明
マーリン:石川禅
モルガン:安蘭けい
ミュージカル『キングアーサー』感想まとめ
3回目の観劇なので、ストーリーも理解して曲もほとんど覚えているから作品により集中して観ることができました。
いつもは、ついついメインのキャストを目で追いがちだけど、アンサンブルさんたちを意識して観るように。
そして改めて、バックで踊ったり動き回るアンサンブルの表現力が素晴らしいことに気付きます。
ダンスは、元の振り付けがそもそもカッコイイのだと思う。
でも、それを表現するキャストがまた皆さん魅力的で、本当に目を奪われるのです!
動きが早かったり、コロコロ衣装が変わったりで、SNSで紹介してくれてるけど誰が誰だか区別つかない(;'∀')
最後に一人ひとり紹介してほしいわー…
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ランスロット役の太田基裕さんはこの公演で初めて拝見しました。
第一印象は、まさに王子様!
いや、騎士だった!!
登場から、キラキラオーラ醸し出してました。
また白い衣装が良く似合う~😍
ランスロットの曲も、太田さんの高めのキーによく合っている気がしました。
私の中では、ランスロットのイメージがしっくりきたなー。
歌も芝居も良かったです!😊
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浦井アーサーと伊礼メレアガンのコンビ、1/31に観たときより殺陣の迫力がアップしてる!!
慣れもあるのかなー🤔
呼吸もぴったりで、動きがキレッキレだった気がする。
グィネビアを助ける対決シーンの後、浦井さんの汗がポタポタ落ちるの見えて「大丈夫かー⁉️」って心配になってしまった。
そして、メレアガン役の伊礼彼方さんの歌が素晴らしかった!
声も良く出ていて、あの高いキーをあのボリュームで音程のずれもなく、圧巻でした。
かっこよかったなー。
♪「奪われた光」と、その次にソロで歌う曲(曲名が分からない…すっごいいい曲なのー、メレアガンが死ぬときに口ずさむ曲でもある)
しばらく拍手が鳴りやまなかったです。
浦井健治さんは、この日も抜群の安定感。
(歌好きだわ~、声好きだわ~😍)
もともと素敵なんですが、観るたびに魅力を増しています、確実に。
歌の素晴らしさは相変わらず(声良く出ますね~✨)芝居がこれまでよりも表現豊かになっている…
憎しみ、迷い、王としての自覚、悩みや苦しみ、いろんな感情がよーく伝わってきました🥺
あー感動。
浦井さんだけでなく、全体的に歌もダンスも全てにおいて表現力がアップしているように感じました。
その分、見応えも十分、感情移入も前回より大きかったです。
自分の作品に対する理解度が深まっているからかも…
グィネヴィア役の小南満佑子さん、前半少し元気ないような感じがして(1/31と比較して)体調大丈夫かしら―…なんて心配にもなったけど、全く無問題😅
中盤以降は素晴らしい歌とお芝居に魅了されました。
前回観たとき(初見)では、グィネヴィアに嫌悪感しか抱かなかったけど、今回はランスロットが死んでいくシーンで、とても切なくなってしまい…
もらい泣きをしてしまった😅
小南さんの熱演っぷり、素晴らしかったです。
ほんと、姿もお声も美しかったです✨
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これまで観たキングアーサーの中で、この日の公演が1番良かった。
今回の、このキャストが私の中では1番好きな組み合わせです😊✨✨✨
フランス版ミュージカル「キングアーサー」と比べて
YouTubeでフランス版(オリジナル)の『キングアーサー』を観たのですが、
日本版の『キングアーサー』と印象が全く違います。
ストーリーはだいたい同じだけど、後半が違っていて、ランスロットは死にません。
そして、演出やセット、ダンスは全く違っていて、日本版にはない曲もあり。
さらに、♪「誓いなさい(ダンダリ~って曲)」は、モルガンとアーサーのデュエット。
フランス版は、スケールが大きくて、ダイナミックなパフォーマンスも多く、それはそれでかっこいいけど、
これをオリジナルのまま日本で公演するのは不可能だし、受け入れられないでしょう…
演出家のオ・ルピナさん、本当に素晴らしいと思いました!!
繊細な心の変化、動き、視線、立振る舞い、などなど、オリジナルの要素は残しつつ、日本でも受け入れられるように細かい部分までこだわって演出をされているなーと思いました。
衣装も日本版の方が素敵です✨
輸入物のミュージカル作品が日本のキャストで上演されるとき、違和感を覚えることがある…
違和感を全く感じさせず、日本で育って日本の文化がしみついた私たちにとっては、もちろん日本版のキングアーサーの方が素敵だしカッコイイ。
演出家のオ・ルピナさんをはじめ、クリエイティブチームもすごいなーと思いました。
すごいしか出てこない語彙力…😓
それに加えて、この個性の濃いキャスト陣です。
面白くないわけがない!!
高崎芸術劇場
初めての高崎芸術劇場、素晴らしい劇場でした。
天井が高くて広々した空間です。
クロークもあり、ロビーにはバーカウンターもあって、ドリンクのみでしたが販売していました。
椅子やテーブルの数も充実してます。
スタッフは皆さん品が良く親切丁寧。
トイレは広くてたくさんある!
大劇場の音響も良く、ステージも見やすかったです。
客席も広々しているように感じました。
座席は12列目センターブロックの下手寄り。
オペラグラスはあったほうが良いかな、という距離感ですが、見やすい席でした。
おわりに
今回の公演、お客さんがとても熱くて、いつものカーテンコール(2回登場で、もちろんカテコでもキャストは役に徹している)が終わって、退場の場内アナウンスが流れても、拍手が鳴りやまず…
次第にバックミュージックに合わせての手拍子になり、キャストの再登場待ち状態に。
そして数分経って(この時間「出てこないのでは?」思わせるくらい長く感じた…)浦井アーサー以外のキャストが再登場!
みんな素の表情!😆 笑顔です!
そして、伊礼さんの掛け声で「アーサー」と呼ぶと…
少ししてから、ちょっと慌てた様子で浦井さんが下手から登場。
(多分、衣装脱いじゃったんだと思う…😅)
ちょうど下手にいたケイ役の東山光明さんとわちゃわちゃして、走って中央まで来てあいさつしてくれました。短い時間だったけど嬉しかったな〜✨
石川禅さん、いっぱい手を振ってくれてました。
安蘭けいさん、ちょっとクールだった😱
やっぱりカーテンコールは、こんなキャストの表情が見たい!
お客さんの期待に応えてくれたキャストの皆さんに感謝です!!
ツイッターにはこのシーン上がってなかったね、載せてくれてもいいのになぁ…
見るたびにこの作品に対する思いが強くなって、新たな発見もあったり魅力を再認識したりで、見終えた後すぐ「また観たい」と思わせるミュージカル。
フレンチロックの音楽もとっても良いので、このキャストで音源販売してほしいです。
映像も販売してほしいな~
でも、やっぱ生で観劇したいので、近いうちに再演お願いします!