心躍るひととき

ミュージカル・観劇の感想エトセトラ…

【2021】帝国劇場レ・ミゼラブル観劇レポート(7/5昼の部)


帝国劇場で公演中のミュージカル「レ・ミゼラブル」。

2021年7月5日、昼の部公演を観劇して参りましたので、レポートします。

ジャン・バルジャン役に福井晶一さん、ジャベール役は川口竜也さんの名コンビ。

ジャベール 川口竜也
ファンテーヌ 二宮 愛
エポニーヌ 屋比久知奈
マリウス 三浦宏規
コゼット 敷村珠夕
テナルディエ 橋本じゅん
マダム・テナルディエ 樹里咲穂
アンジョルラス 相葉裕樹

 

福井晶一さんと川口竜也さんは、2013年から演じていらっしゃいます。

観劇後に知ったのですが、福井バルジャンと川口ジャベールの共演は、帝国劇場では最後だったんですね。

その影響もあるのでしょうか、とっても熱い公演を魅せてくれました。

カーテンコールの時には、舞台を去っていくバルジャンとジャベールが、お互いの背中をポンとたたき合う場面も見られました。

キャスト全員が役にどっぷり浸かっているなぁーといった印象の公演でした。

それでは、今回の公演の感想をお伝えしますのでぜひ最後までお読みください。

(※あくまで私個人の主観たっぷりの感想ですのでご容赦くださいませ)

 

人間くささがにじみ出る福井バルジャン

福井晶一さん演じるバルジャンは、人間くささがにじみ出ていました。

仮釈放中のバルジャンの顔と、独白後がまるで別人。

情感こもった歌はどれも素晴らしいです。

第一幕の「独白」
第一幕最後の「ワン・デイ・モア」
第二幕の「彼を帰して」

そして最後に死んでいくときなんて、もう涙があふれてオペラグラスが見えない…

4年ぶりに福井さんのジャンバルジャンを観ましたが、
惚れなおしましたw

2013年からジャンバルジャンを演じている福井さん。

役者さんて、演じる回数を重ねる毎にその人物に近づいていくのかなーなんて思ったりして。

本公演の福井さんはバルジャンそのもの。

人間味あふれるバルジャンを演じきっていた印象です。

いや~ステキでした。

大人の色気、川口ジャベール

いちばん川口竜也さんのジャベールが好です。
この日を選んだのは、福井・川口コンビを観たかったから。

川口さんの声が、歌が好きなんですね~

低音の響く声。安定感。
うまいんです。
聴かせます。

もちろん、演技も素晴らしいです。

「自殺」の前の狂人さは、ちょっと怖いくらい。
上原ジャベールとはまた違った怖さです。

川口ジャベールの「星よ」
もう最高。

毎回だけどキャストみんなが素晴らしい!!

●テナルディエの橋本じゅんさん

面白い。
表情、仕草のひとつひとつが面白い。
魅せるな~と思いました。

ジャベールに「顔こわっ」て言ったり、
結婚式のシーンでマダムテナルディエに「更年期障害」って言ったり、
客席からはクスクス笑う声が。

レミゼはストーリーがシリアスなので、笑わせるって難しいと思うんですよね。
でも、橋本じゅんさんは自然にクスっとさせてくれます。

当たり前ですが、コミカルな演技のみならず、歌もうまいんですよね。
そこがまたすごい。

樹里咲穂さんとの息もピッタリでした。

橋本じゅんさんの前回の公演の様子はこちらに書いています。

 

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●ファンテーヌの二宮 愛さん

5月26日以来だったのですが、前回よりもとっても良かったです。

まさにファンテーヌになりきってました。

儚さが際立ったファンテーヌ、

死んでいくシーン、泣けたな~。

●アンジョルラスの相葉裕樹さん

前回(5/26)も思ったのですが舞台映えがすごいです。

手脚長くて、背が高くて、目がキラキラしてる。

1階一番後ろの席でもキラキラが分かるほど。

そして、あの衣装が似合うんですよね。

腕まくりした白シャツと赤のベスト。

相葉さんが一番似合う気がするw

相葉アンジョルラスの前回公演の様子はこちらに書いています。

 

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●マリウスの三浦宏規さん、前回よりうまくなってる!

終盤の「カフェソング」は泣けました。

●コゼットの敷村珠夕さん、高音が良く出てます。

マリウスとエポニーヌ、マリウスとバルジャンとのハーモニーがとてもキレイ。

演技力も抜群。

将来が楽しみな女優さん。

●マダムテナルディエの樹里咲穂さん

楽しんでるなーって感じw

細かい演技、よーく見てると楽しいです。

 

座席はA席(1階の最後部)

今回のチケットは、エポスカードの優待で購入。
A席1階X列19番

1階の最後部列で、中央よりだったのでステージ全体が見やすかったです。


ただ、演者さんの表情までは見えないので、細部まで見たい方はオペラグラス必須です。

A席1階X列19番

おわりに

今回の公演、まず福井さんの演技力に魅了されました。

ちょっと圧倒された感があります。

さすがだなぁ~といった感じ。

カーテンコールではスタンディングオベーション

興奮冷めやらぬ中、コロナの関係でお客さんは順番に退場します。

なので、一旦座って自分が退場する番まで待たなければならない。

それがちょっと冷めるんですよね…

まぁ、仕方ないですね~~~

 

毎回思うのですが、レミゼラブルを見終えた後「今日が一番良かったな」と思わせるこの作品。

 

原作の良さ、演出の良さ、音楽の良さ、キャストのすばらしさ、全てが相まってそう思わせるのでしょうが、こんな素敵な作品に出会えて、感謝です!

もし、レ・ミゼラブルを観たことがなければ、ぜひ一度ご観劇いただきたい。

帝国劇場は7月26日が千秋楽。

その後は地方公演があります。

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