舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』観劇レポート(2022.12.24昼)
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の感想です。
2022年12月24日(土)昼公演です。
これは、もうみんなにおすすめしたい!
ストーリー、演出、キャスト、音楽、もう全てが完成度高すぎて、想像以上に楽しかったです。
ストーリーのネタバレなしで、感想のみお伝えします!
想像以上のおもしろさ!
欧米で大人気の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』は、評判も良かったし、面白くないわけがない、とは思っていたけど…。
とはいえ、ミュージカル好きの私に楽しめるのか?という思いもあり…
まぁ話題作だし、観て損はないかなーというくらいの気持ちで観劇に向かったのです。
本作は、「ハリー・ポッター」シリーズの原作者・J.K.ローリングが自ら演出家のジョン・ティファニー、脚本家のジャック・ソーンとともに創作したオリジナル・ストーリー。完成した舞台を観た原作者は、「劇場でしか味わえない魔法」と絶賛。シリーズとしては8番目の物語であり、初めて”舞台”という手法を使って描かれた、ハリー・ポッターの新たな物語である。
物語が始まって、10~15分くらいから引き込まれてしまった。
まず、ハリー役の石丸幹二さん、お芝居が自然だし、表現分かりやすいし、声は良く通るし、さすがです。
そして石丸幹二さんのルックスが、まさに「19年後のハリー」といった感じで全く違和感がない!
これまでの経験上、輸入物の作品を日本版にすると、違和感が生まれることが多いのですが、この作品は全く違和感を感じませんでした。
ハリーポッターといえば『魔法』ですよね🧙
この舞台の中でも、魔法を使うシーンが多く登場します。
「ん?」「え?」「は?」「いつの間に?!」って驚かされるところがいっぱいで、トリックが全く分からない。
本当にマジカル!
これは目が足りないです。
そして、場面展開の演出が素晴らしい。
スローモーションになってから次の場面に行くシーンは、映画を観ているかのようで自然に次のシーンにつながる。
基本、大掛かりなセットはなく、いたってシンプル。
2つの大きな階段の使い方が印象的でした。
この階段の動かし方やキャストの動きで、心情が表現されているようなところ。
想像を掻き立てるような演出です。
この作品はミュージカルではないので、歌ったり踊ったりはもちろんないのだけど、時々ダンスのような動きをするシーンがいくつかあります。
そのパフォーマンスやシンクロ具合がカッコ良かったりして。
また、パントマイムやマトリックスのような動き、結構な身体能力を使うよなーという場面もあり、これらもこの作品の魅力の一つに感じます😮
ハリーの息子、アルバス・ポッター役の福山康平さんと、友達のスコーピウス・マルフォイ役の斉藤莉生さんが、また素晴らしかったです。
繊細で傷つきやすいティーンエイジャーをうまく表現していました。
嘆きのマートル 役の美山加恋さん、素晴らしかったです!
映画「ハリーポッター」シリーズのの記憶がほとんどない私ですが、「このキャラクター、映画で見た!」って古い記憶を呼び起こしてくれるくらいの完成度。
というよりも、出演キャストの皆さん、キャラが立っていて、でもみんながちゃんと調和していてとても良かったです。
上演時間が、
1幕:1時間40分、休憩20分、2幕:1時間40分
と、かなり時間が長いですが、まじめなストーリーの中に笑えるシーンが程よく盛り込まれていて、ストーリー展開が速く、飽きるどころかのめり込んで観てしまった。
ただ、やはり腰とお尻は痛くなるかなー。
20分という休憩も、トイレ行ってたらあっという間!
あと10分長ければ、ドーナツ食べたかったな…🍩
劇場内にカフェがあり、ドーナツや軽食、ドリンクなどの販売があります。
キャスト
【12月24日(土) 12:15開演】
ドラコ・マルフォイ 宮尾俊太郎
ジニー・ポッター 白羽ゆり
アルバス・ポッター 福山康平
スコーピウス・マルフォイ 斉藤莉生
嘆きのマートル 美山加恋
ローズ・グレンジャー・ウィーズリー 佐竹桃華
デルフィー 宝意紗友莉
組分け帽子 木場允視
エイモス・ディゴリー 福井貴一
マクゴナガル校長 榊󠄀原郁恵
皆さん、本当に素晴らしかったなー😊✨
公式サイトの紹介写真と、実際に見た印象が違う人が多かった印象です。
もちろん、生の方が素敵でしたよ🤭
セドリック役の俳優さんが
カッコ良かった!!(どなたか特定できず…)
赤坂ACTシアター座席(J列センターブロック)
座席は、1階J列のセンターブロック、やや左寄りでした。
前の座席と高さの差があるので、前の人の頭でステージが隠れることもなく、視界良好で見やすかったです。
席も互い違いに配置されています。
ステージまでの距離も、比較的近く感じました。
ただ、キャストの表情をアップで見たい人は、オペラグラス持参をおすすめします。
私はアップで見たいタイプなので、オペラグラスをちょいちょい使いました。
まとめ
想像以上に楽しめるポイント盛りだくさんだった、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』は、赤坂ACTシアターでロングラン上演中です。
先日、公式サイトで、石丸幹二さんと向井理さんの最終出演日が発表されました。
向井理さんの最終出演日は2023年5月31日(水)、石丸幹二さんは2023年7月中旬とのことです。
もし、観ようかなと迷っている人がいたら、この機会に観ることをおすすめします!