劇団四季ミュージカル『バケモノの子』観劇レポート(2022/09)
劇団四季ミュージカル「バケモノの子」(2022.09.04 )の感想をお伝えします!
今回、バケモノの子を観るのは2回目。
前回のキャストと半分くらい違ったので、また違った「バケモノの子」を楽しむことができました!!
今回のキャストはこちら
熊徹・・伊藤潤一郎
蓮/九太(青年)・・大鹿礼生
猪王山 ・・芝清道
一郎彦(青年)・・菊池俊
多々良・・韓盛治
百秋坊・・安東翼
二郎丸(青年)・・瀬下喬弘
宗師・・増山美保
楓・・柴本優澄美
蓮の母 ・・時枝里好
蓮/九太(少年)・・小竹律
一郎彦(少年)・・饗庭琉衣
二郎丸(少年)・・ 佐藤明莉
【男性アンサンブル】
赤間清人 荒木勝
狩野勇人 宮野薫
丹下博喜 白倉一成
押田柊 遠藤竜也
新庄真一
【女性アンサンブル】
濵絢音 持田紗希
さかいこのみ 田辺恵都
大石眞由 山梨史奈
小島由夏 多田毬奈
熊徹・伊藤さん、蓮/九太・ 大鹿さんのコンビ
熊徹は前回、田中彰孝さんだったので、伊藤潤一郎さんの熊徹は初めて。
伊藤さんが演じる熊徹は、不器用で荒々しい感じが強く表現されている感じがしました。
でも、最後の転生するシーン、九太を息子のように思い、「自分が守るんだ」という深い愛情も伝わってくる。
昭和の亭主関白なお父さん的な…?!
声質が田中さんと違うので、かもし出す雰囲気が全くちがう。
田中さんの声質はソフトな感じ。
そんなソフトボイスを荒げて歌うところもいいんですよね~~
伊藤さんの方がハリがあるというのかな、、
低音も良く響くお声です。
どっちが良いかといえば、
どっちの熊徹も良い!!!
どっちも好きだなぁ🤭
また違った魅力です、お二人✨
青年・蓮/九太役は大鹿礼生さん。
前回は立崇なおとさんでした。
大鹿さん、すっごく良かったです!
なんてゆーかな、歌ウマなのはもちろん、立崇さんも歌うまかったし美声だし、熱演っぷりがすごかったんだけど、大鹿さんは演技がより自然で、感情が自然に歌にのっているような…
最初の登場シーンでは、ちょっとお疲れ気味かしら~なんて感じもしたけど、勘違いだったみたい😅
歌も芝居も良かったわ~。引き込まれたわ~。
劇団四季の会報誌「アルプ」のインタビュー記事で、『バケモノの子』を歌う時、最初は自分の気持ちをぶつけるように歌っていたらしいんだけど、
“本当に変わってほしい人に対して、優しく寄り添いながら言葉の力でわかってもらえるように”
って思いで歌っているとお話されていて、
もうそれが本当によー----く伝わってきて、グッときてしまった😭
最後の一郎彦に歌う『バケモノの子』からは優しさがあふれ出ててすごい良かったー。
そして大鹿さん、写真で見るより実物の方がカッコよいです。
とゆーか、キュートな印象😊
(お写真だとちょっとキツそうに見えたのよね…)
今回2階席だったからなー、もっと近くで見たかった!(次回ぜひ!!)
2階席からでも目のキラキラがよーく見えた✨✨
歌のうまさも大事だけど、やはり舞台。
お芝居のうまさも重要なんだなー。
ミュージカル『#バケモノの子』より「胸の中の剣」🎵
— 劇団四季 (@shiki_jp) July 13, 2022
バケモノの熊徹と人間の少年・蓮――種族を越えて育まれた、二人の熱い絆を象徴するナンバー🔥
4人のキャストが歌い繋ぐ、スペシャル動画をお届けします。
(伊藤潤一郎、田中彰孝、大鹿礼生、立崇なおと)#劇団四季バケモノ #バケミュ pic.twitter.com/zMpCBuDaXl
印象に残ったところ
今回、楓ちゃん役の柴本優澄美さんが良かった!
歌もとーっても良かったし、大鹿さんと同じく演技が自然に感じました。
楓ちゃん、いきなり歌いだすから(ミュージカルだからそうなんだけど💦)
不自然な感じはなく比較的すんなり歌に入っていった印象。
将来楽しみな女優さんだな、と思いました✨
この大鹿さん蓮と柴本さん楓のコンビ、前回の蓮と楓よりも自然でしっくり来ているように感じました。
とても良かったです。
そして、少年・蓮の小竹律くん、良かったよお!
『強くなる』でウルっと来てしまった。(早い…💦)
なんか、すごい伝わってきたんだよね、不安感とか、悲しみ、寂しさみたいなのが。
歌も上手だった。
出演は何回目だろう?
その辺チェックしてないので分からないけど、とにかく感動しちゃいました。
少年・一郎彦の饗庭琉衣くんは前回も見ていて、彼はもうイメージがアニメの一郎彦そのもの。(いつもインスタにイイネありがと!)
少年・二郎丸の佐藤明莉は、登場シーンから可愛くて、違った意味でウルっときてしまった😅
前回の二郎丸もかわいかったけど、今回もやられたー😆
最近はめっきり子役に弱いわぁ・・・
蓮のお母さん役、時枝里好さん、前回も良かった印象ですが、今回はさらに良かったです。
高音がキレイ~~~
響く~~~
音程も安定してたし、気持ちもこもってて、素敵でした!
ベテランの歌声に圧巻!
芝清道さんの歌には相変わらずしびれます、いい声~~~😆✨
特に『真実』はすごかったなー。
(2階席だったからか、会場中に響き渡るのをすごい感じた)
奥さん役の方も素晴らしかったです!
(アンサンブル何枠かな、分からずゴメンナサイ💦)
多々良の韓盛治さん、もっと歌聴きたい!!
百秋坊の安東翼さんは初めましてでしたが、イメージ壊さないよねー。
盛治さん同様、安東さんの歌ももっと聴きたかった。
(これは、こーゆう作品だから仕方なし…)
多々良と百秋坊の『親心』、響きました。。。😢
(この曲、短いからすぐ終わっちゃう)
2回見て感じたこと・全体の感想
まず、2回見終えて感じたのは、前回よりも作品を深く理解できて、よりこのミュージカルの魅力を感じたということ。
音楽もそうだし、歌詞もそう。
歌詞は子供にも分かりやすい言葉で、心に響く良いことたくさん言ってます!
「こういう気持ち大切にしないとなー」とか、いろいろ気づかされる…😅
そして今回は、いろんな役に感情移入してしまい、前回よりも涙の回数も量も多かった。
前回は熊徹が転生するシーンの田中さんの歌『胸の中の剣』で泣かされた程度だったけど、今回は蓮の歌にも、死にそうな熊徹をおいて一郎彦のところに向かう蓮や多々良たちとのやり取り、猪王山の思いとか、一郎彦の苦しみとか、心にグッとくるシーンが多くありました。
また、前回「退屈だな」と思ったシーンの一つ、少年・蓮が料理の修行をする場面は、今回は前回より楽しめた印象。
みんなでわちゃわちゃ楽しくやってるのが伝わってきて、蓮も楽しそうで、微笑ましかったです。
そして、全体的にダンスのキレが良かった気がする。
前回、ちょっとダンスのばらつき感じたけど、今回はぴったりそろってました。
(気のせい?か、見る席の問題かは不明ですが😅)
『ハロウィン・ナイト!』は、やっぱりちょっと長く感じる…
そして、マジックの演出、改めてすごいと思った!
前回、いつのまにか少年から青年・九太に変わってたから、今回はしっかり見極めようと思ったけど、分からなかったー😅
剣が熊徹の背中に刺さるシーンとかね、
注目してると楽しいです。
「バケモノの子」座席について
今回は2階のA席から観賞しました。
見え方はこんな感じ。
席は2階8列13番。
ステージ全体がよく見えます。上から見下ろす感じですが、そこまで高さを感じることもなく、距離もそんなに遠くないかな。
ただ、キャストの細かい表情は肉眼では見えないので、お顔をじっくり見たい人はオペラグラス必要です!
遠くから見た方がきれいなシーンもあるので、2階もそれなりに良いですよ。
特に、最初のほうで熊徹と猪王山から赤と黄色の獅子が出てきて戦うシーン。
これは遠くからの見た方がおもしろかったです。
また、幕の使い方、映し出される映像も、遠くから見た方がキレイ。
あの変わった形の幕、「ほう、こーゆう動きしてるのね」と発見もあり、楽しめました。
おわりに
初回に見た後より、今回2回目を見た後の方が、「また見たい!」と強く思っている自分がいます。
帰り道は『胸の中の剣』がずーっと頭の中をぐるぐるしてました。
そう、このミュージカル、聴けば聴くほど音楽のすばらしさを感じます。
まだミュージカル「バケモノの子」を観てない人、観ようか迷っている人は、まずは2階C席でもよいと思うので、ぜひ1度ご観劇を!
見終えた後の清々しい気持ち、音楽の余韻を味わっていただきたい!!
(比較的、座席に余裕がある今のうちかと💦)
そして、まだまだこの作品、キャストの皆さんこれからもっと進化していくと思うので、また観に行きたいと思います!
東京公演は、2023年3月21日が千秋楽です。
* * * * *
《追記》
ミュージカル『バケモノの子』が通算来場者数10万人を達成!!
おめでとうございます!!!
ミュージカル『バケモノの子』が通算来場者数10万人を達成しました! - https://t.co/ZAySB7cXao
— 劇団四季 (@shiki_jp) September 6, 2022