心躍るひととき

ミュージカル・観劇の感想エトセトラ…

〈40代〉独学で日商簿記検定2級に一発合格した話

先日、日商簿記検定2級を受験し、めでたく一発で合格することができました。

なるべくお金をかけたくなかったので、スクールに通ったり、通信講座は一切考えませんでした。

インプット学習はYouTubekindle本を使用し、勉強にかかった費用は、本試験問題集の2,200円のみ。

日商簿記検定の合格率は、20%前後といわれており、40代という年齢もあり「一発合格は難しいかも…...」という不安もありましたが、なんとか合格。

この記事では、私の勉強法と使用した教材などをご紹介したいと思います。

独学で日商簿記検定2級の受験を考えている40代前後の方は、ぜひ参考にしてみてください。

合格までの日数や学習時間は?

日商簿記検定2級の合格にどのくらいの時間がかかるのか、気になるところかと思います。

私の場合、合格までに費やした期間は約3か月でした。

私が勉強を開始したのが 3月14日。

そして 6月5日に合格。

 

1日の勉強時間は、その日によってまちまちで、勉強し始めたころはゆる~くやっていた感じでした。勉強しない日もありました。

そして受験前1週間は1日7時間以上は勉強していました。

また、この日数で合格できた要因の一つに、仕事がパートタイムの在宅勤務で日中も仕事の合間に勉強ができる状況だったことがあります。

(フルタイム+通勤ありで働いていたら、この日数での合格は難しかったかと思います。)

 

実際に、次のような流れで学習を進めました。

  1. 3/14~4/24:簿記3級と商業簿記2級の動画を見る。(動画内の練習問題も必ず行う)
  2. 4/25~5/21:工業簿記
  3. 5/22~6/4:簿記2級問題集を解く

試験直前の1週間は、追い込みでかなりの時間(1日7~10時間くらい)を勉強に費やしました。

ちなみに、私自身の簿記の知識についてですが、2年くらい企業での経理補助経験があり、基本的な勘定科目、借方・貸方がわかる程度です。

全く知識のない人と比べたら、基本の『キ』くらいは知っているかも……といった程度です。

日商簿記検定2級」独学での勉強法

私が利用した教材は、「ふくしま まさゆきさん」のYouTube動画kindleです。

無料で学べる動画ないかなーと思って『簿記』で検索したら、一番上にヒットした動画です。

www.youtube.com

 

 

こんなに分かりやすく、丁寧で正確な解説をされている動画が無料なんて、本当にありがたいです。

kindle本はプライム会員は無料です。

ふくしま まさゆきさんナシでは、独学での合格は無かったでしょう。

まずは基本「簿記3級」をサクッと勉強

簿記の記憶がほぼナイ状態でしたので、まずは3級の勉強から始めました。

ふくしま まさゆきさんの解説がとても分かりやすく、サクサク勉強が進みます。

簿記3級の合格率は約50%。

難易度はそれほど高くないので、問題もスラスラ解けますし、学習するのも難しくないと思います。

動画の途中や最後に出てくる練習問題は必ず自力で解きましょう

分かったつもりでも、実際に解こうとすると「あれ?」ってことがよくあります。

動画の本数も全24本なので、そこまでボリューム多くないですよね。

次に「商業簿記2級」の勉強

簿記2級は、商業簿記と工業簿記があります。

そして、どちらもまぁまぁなボリュームなので、

  • どっちを先に勉強するか?
  • 同時に勉強した方がいいのか?

など、迷うところかと思います。

私の場合は、同時に学ぶと混同してしまう気がしたのと、3級からの流れもあり先に商業簿記から勉強しました。

商業簿記

 ↓

商業簿記 連結決算

 ↓

商業簿記の個別問題集(kindle本)
(問題集を解いておくと自身の弱点が分かるし理解が深まります)

 ↓

工業簿記

この順番で勉強しました。

結果、試験対策問題集をする頃には、商業簿記の記憶が…アレ?…(;'∀')

といった感じでしたが、動画を見返して「あーそうそう」みたいなのを何度も繰り返しました。

どう学習しても、私の場合は先に勉強したことは忘れるだろうし、1度だけ動画を見たて完璧に覚えられるはずがないので。

特に連結会計は難しいので、繰り返し動画を見ないと覚えられませんっ!

その後「工業簿記」の勉強

工業簿記って難しいイメージありませんか?

実際学んでみて感じたのは、本当に難しい…

まず、原価計算の種類がたくさんあって、どれがどの計算方式を使のかの区別が難しい。

これは、試験問題集を解いていて感じたこと。

問題の意味が分からない。

何を計算するのか分からない…

 

なので、まずは動画を一通り見て、全体像を把握することが大切だと思います。

また、ふくしままさゆきさんは動画の中で「今 “○○○○原価計算” をやってますよ」と表にして分かりやすく解説してくださっていますので、「自分は今ココを勉強してるんだな」と意識して行うと迷子にならないかと思います。

 

私はその重要性が分からず、試験問題集にとりかかってから大切さを実感しました。

一通り動画を見て、流れをつかんだら、早めに問題集に取り掛かって良いと思います。

最後は「試験対策問題集」をひたすら解く

私が使用した問題集はコチラです。

 
(※上記は2023年版の最新バージョン。受験当時は2022年版を使用しています。)
TAC出版の「よくわかる簿記シリーズ 合格するための本試験問題集 日商簿記2級」
問題の解き方や攻略ポイントもまとまっていて、解説も分かりやすいです。
また、試験直前に実力を測るのと、理解を深めるのにとても使いやすい1冊だと思います。
Amazonの評価も高めですね。
本試験問題類似の問題を本試験形式で12題模擬試験プログラムも10題ついています。
ネット試験用の模擬試験が付いているのがポイント
ペーパー試験とは勝手が違いますので、ネットで受験する人は、練習しておいた方が絶対良いです!
 
私の「本試験問題集」の使い方は、
  1. 第1部の各問別の攻略テクニックを読みながら問題を解く
  2. 第2部の本試験形式の模擬試験を第1回から順番に解いていく
    (この時、最初の数回分は時間を気にせずにじっくり解き、分からないところはふくしまさんの動画で再チェック)
  3. 第2部の本試験形式の模擬試験を数回解いて慣れてきたら、実際に90分 時間を計って解いてみる
  4. ネット試験の模擬試験を解く
試験の制限時間は90分ですが、最初は90分では全く解けません。
ですので、第1回~5回くらいまでは、時間を気にせずに問題を一通り解いて、答え合わせをし、分からないところは動画で再度確認という流れで進めました。
 
1回の試験問題を解くのに時間がかかり、自分の実力不足に悲しくなりますが、徐々に慣れてきて、徐々に問題を解くスピードも速くなってきます。
慣れたら本試験同様に90分時間を計って解くことをおすすめします。
 
私は、この「本試験形式の模擬試験」を2周行い、その後、ネット試験の「模擬試験プログラム」を2回行いました。
「本試験形式の模擬試験」については、3周できれば安心かなと思います。
ネット試験の模擬試験は、10回分付いているのに2回しかできなかったのは反省すべき点です。
私の場合、合格したから良かったですが、こちらは10回分全部解いておきたいものです。
 
私の試験直前の点数は、本試験形式の模擬試験は、2周目はほぼ8割程度は解けていました。
が、ネット試験の模擬試験はというと、1回目は30点台、2回目は60点台。
試験前日、夕方のことです。
「これは、合格無理かな…」と、かなり凹みました。
当日出題される問題にもよるかと思うので、精一杯勉強したら、あとは思い切って試験に臨むべし!
もし、苦手な部分があった場合、それを必死に覚えようとするのではなく、得意な部分の取りこぼしが無いように努めるのも一つの方法かと思います。
そして、焦ってケアレスミスをしないのも大切。

おわりに

独学でほぼ知識ゼロから日商簿記検定2級に合格することは、決して難しいことではないと思います。

YouTube動画や、ネットで検索すれば、情報がたくさん出てくる時代です。

さらに現在、ペーパー試験だけでなく、ネット試験も通年行われているので、ご自身のライフスタイルに合わせて学習スケジュールを組めば、お金をかけなくても合格できるかと。

この記事が、独学での簿記2級の資格取得を目指している人の参考になればうれしく思います。

プライバシーポリシー